〜婚活の旅先案内人〜
結婚相談所El arca de noé(アルカデノア)の結婚カウンセラー「婚活の旅先案内人」 山田由美です。
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真剣交際に入った女性会員の悩み。
お見合いで出会い、何度がデートを重ねています。
彼に対してな気持ちを聞くと、自分でもよく分からないそう。
出会った時から自然体でいられて、一緒に居ても疲れない。
でも、会いたくてたまらないとも思えない。
他の人にとられたらどう？と質問すると残念だなとは思うそう。
こんな気持ちで結婚して良いのか。
これが彼女の悩みです。
この会員の悩みを聞いて、あるご老人のご夫妻を思い出しました。
私が、月に数回パートに行っている老人介護施設に奥様だけが入居されています。
奥様はお薬の管理が非常に必要なご病気の為、入所をやむ無くされたのです。
その奥様に会いに、ご主人がほぼ毎日面会にいらっしゃいます。
いらっしゃると、必ず一緒にお散歩にお出掛けになります。
その日もいつもの様にご主人がお迎えにみえて、少しロビーのソファーにお2人で座っておいででした。
私も一緒にお話に加わると、何とも奥の深いお二人の歴史を垣間見ました。
「毎日面会にお見えになってお優しいですね。」と、ご主人に言ったところ「だってさぁ、この人には苦労かけたんだよ。」と、何とも言えない優しい眼差しで愛おしそうに奥様を見つめたのです。
「お優しい旦那様ですね。」と、奥様に言うと「当たり前のことしただけよ。」と、さらっとおっしゃるのです。
2人の絆の深さに圧倒されました。
夜、奥様は布団を丸めて横に置いて眠るそうです。恐らく、ご主人の代わりにしているのでしょう。
奥様は、顔も知らない相手とお見合いして結婚。最初の印象は、まあ、いいかなと思う程度だった。
それでも、生活を共にし、商売を手伝い苦楽を共にして約50年。
少しづつ、少しづつ、それこそ年輪の様に愛情を育んできたのでしょう。
これこそが、結婚なのです。
お見合いでのときめきや、ビビビ！は、必要無いんです。
「一緒に居て嫌じゃ無い。」は、嫌な面よりも良い面が多いからそう感じるのではないでしょうか。
だから、生活を共にしていくと「一緒に居たい」に、変るのです。
結婚してよかったか？
それは、結婚して何十年も一緒に居なければ答えは出ません。
結婚する前に、いくら考えても答えは出ないのです。
だから「一緒に居て嫌じゃ無い！」を大切にしてくださいね。
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